当院では練習試合や大会前・後の体のメンテナンスやケアはもちろん、事前予約ではありますが、患者様の予定に合わせて早朝何時からでもテーピング固定も行っております。
代表的なスポーツ外傷
REPRESENTATIVE INJURIES
リトルリーグ肩
小学生高学年から中学生の時期に野球などの投球動作が原因の一つです。上腕骨近位の成長軟骨板が繰り返しの投球動作で離開していき痛みが生じます。後々、腕が短くなる・肩の動きが悪くなる、といった成長障害につながるので早期発見・早期治療が必要です。
治療
治療としては、まず投球動作を中止することが大切です。中止している間に疼痛、運動痛が軽減してきたら肩関節周辺のストレッチを行うようしましょう。ただし痛みを我慢しながらのストレッチは避けましょう。
野球肘
成長期にボールを投げすぎることによって起こる肘の障害を野球肘と言います。投球時や投球後に肘に疼痛を訴えます。野球肘は内側型、外側型、後方型に分類でき、内側型が好発します。早期コッキング期の時に、肘の内側に引っ張られるストレスが繰り返しかかる事で、痛みが生じます。
治療
ピッチング動作を中止し、肘にストレスをかけないことが大切です。初期の段階で、骨に異常がなければ安静で症状が改善されます。痛みを我慢してピッチングを続けていると、重症化して手術が必要になることがあるので注意しましょう。
テニス肘
テニス肘とは、テニスのストローク繰り返し行うことで肘が痛くなる障害で、バックハンドで肘の外側を痛める場合と、フォアハンドで肘の内側を痛める場合があります。また日常動作でも、モノを持ち上げる動作やタオルを絞る動作でも痛みが出現します。30代後半から50代の中年期に好発し、そのほとんどがひじの外側を痛めます。
治療
第一に局所を安静にし、運動を中止させることが大切です。急性期には痛みがあるところを触ると熱っぽいことがあります。このようなときはアイシングをしてあげると痛みが軽減されます。慢性期は逆に温めてあげると痛みが軽減されます。痛みが軽減してきたら、手首や指のストレッチをこまめにしましょう。